こんにちは。院長の大和田です。
よく「膝の水を抜くと、癖になるって聞いたのですが・・・」
と、患者様から聞かれる事があります。
正しくは、膝の水を抜くから再び関節液が貯留するのではなく、
関節の炎症が続く事で関節水症が生じるのです。
関節の水を取って確認する事(関節穿刺:かんせつせんし)は、医師の診断にも重要であり、
関節穿刺を行うことで、病変を見る事が出来ます。
また、著明な関節水症を放置しておくと、内圧により痛みが長引くだけでなく
関節の可動制限や筋力低下を生じる危険があります。
水を抜いた後、保存療法(手術を行わない治療)が可能ならば、僕の出番です。
炎症を引き起こす原因を見つけて、機能改善して行きましょう!
※機能改善:本来備わっている身体の機能(関節の動きなど)を元に戻すための治療やトレーニングのこと。
- 「水を抜いたままではなく、その後のケアが大切ですよ。」
- というお話でした。