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2018.02.21

高齢者の腰痛について その③

  1. こんにちは。院長です。

前回・前々回と「高齢者の腰痛について」シリーズで書いております。

今回は第3弾、感染症が原因の腰痛「感染性疾患」のお話から始めます。

  • ※以下、様々な病名が出てきますが、あくまでも腰痛に関連する症状のみ記載しております。
  •  その他の症状につきましては省かせていただきますのでご了承ください。

 

前回のテーマ「腫瘍性疾患」の中で、脊椎(せきつい)の話が出ましたが、

  • 今回の「感染性疾患」もまた、脊椎(背骨の病気です。

感染性脊椎炎(かんせんせい せきついえん)

感染性の炎症なので、発熱を伴うのが特徴で、発熱と共に腰痛が発症するものと、

発熱が終わってから徐々に腰痛が現れてくるものがあります。

腸腰筋(ちょうようきん)の中に膿(うみ)が出来ると

股関節が曲がったままになり、伸びなくなり、腰痛になります。

 

 

また、内蔵の病気が原因の腰痛「内蔵性疾患」もあります。

~内臓性疾患~

膵炎(すいえん)

背中に広がるような痛みを感じます。

横になると痛みが増し、体操座りの姿勢で楽になります。  

 

胃潰瘍・十二指腸潰瘍(いかいよう・じゅうにしちょうかいよう)

下腹部・下背部に広がるような痛みを感じるのが特徴です。

 

尿管結石(にょうかんけっせき

突然、腰と背中に激痛が走ります。

片側だけに腰痛が出るのが特徴です。

 

 

更に、血管の異常が原因で起こる腰痛もあります。

~血管性疾患~

腹部大動脈瘤(ふくぶ だいどうみゃくりゅう)

ドクン..ドクン..と脈を打つような、拍動性の腰痛が特徴です。

 

大動脈解離(だいどうみゃく かいり)

突然激しい胸と背中の痛みと腰痛が起こります。

 

閉塞性動脈硬化症(へいそくせい どうみゃくこうかしょう)

歩くと、足の痛みとダルさが出て、休むと回復します。

脊柱管狭窄症(せきちゅうかん きょうさくしょう)の腰痛と間違われやすい腰痛です。

 

 

また、脊髄性疾患から起こる腰痛もあります。

脊髄性疾患(せきずいせい しっかん)

首や胸の脊髄が原因で腰痛を引き起こします。

 

 

関節疾患から起こる腰痛もあります。

〜関節疾患〜

変形性関節症(へんけいせいかんせつしょう)

高齢により、関節が変形を起こし、体重がかかることによって、腰痛を引き起こします。

 

 

いかがでしたか?

高齢者の腰痛について、3回に分けて分類・紹介してみました。

「腰が痛くて…」接骨院に来院される方は非常に多いのですか、

一口に「腰痛」と言っても、原因も症状も多種多様です。

 

あなたの腰痛は、ちゃんと見極めてもらえていますか?

Tel.0247-73-8853Mail
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